愛媛県東温市【屋根葺き替え工事 完工】瓦屋根→たてひら板金へ

愛媛県にお住いの皆さま、こんにちは。
外壁塗装・屋根塗装のコスパが得意な塗装屋「SIK真匠いろどり工房」の横山です。
今回ご紹介するのは、「瓦屋根」から「たてひら板金(立平葺き)」へ葺き替え工事を行った施工事例です。
瓦屋根は昔ながらの重厚感があり、風情のある美しい屋根材ですが、長年使用していると「地震への不安」や「雨漏り」「瓦のズレ」などのトラブルが起こりやすくなります…。
現地調査で瓦の老朽化が見られたので、お客様に今後の地震対策・雨漏り対策を兼ねて、軽くて丈夫な金属屋根をご提案させていただきました。本記事では、葺き替えの流れ・たてひら板金の特徴やメリット・施工後の変化までを詳しくご紹介します。
屋根リフォーム、屋根葺き替え工事を検討されている方の参考になれば幸いです。
【 瓦屋根の現状 】
瓦屋根は1㎡あたり約60kg。屋根全体では3〜4トンにもなることもあります!これだけの重さが建物の上に乗っているとなると、地震時の揺れが増幅され、耐震性にも影響します。
【 工事の目的とご提案内容 】
今回の屋根葺き替え工事の目的は、大きく3つです。
- 屋根の軽量化で耐震性を高める
- 雨漏りを完全に防ぐよう、防水構造にリフォームする
- 美観性と耐久性を両立した屋根へ一新する
現地調査と打ち合わせの結果、軽量で長寿命な「たてひら板金(立平葺き)」をご提案しました。
【 たてひら板金(立平葺き)とは…? 】
「たてひら板金(立平葺き)」とは、金属屋根の一種で、屋根材を縦方向に葺いていく工法です。屋根の流れ方向に継ぎ目がなく、雨水がスムーズに流れる構造になっているため、雨漏りに非常に強いのが特徴です。
使用する素材は、最近多くのご自宅で採用されているガルバリウム鋼板。ガルバリウムは、鉄にアルミと亜鉛を混ぜた合金メッキ鋼板で、「サビに強い」「軽い」「長持ちする」といった優れた特性を持っています。見た目もシャープでスタイリッシュな印象に仕上がります。
【 施工手順 】
① 既存瓦の撤去
まずは既存の瓦を丁寧に撤去していきます。瓦を取り除くと、下地材(古いルーフィング)が見えてきました。長年の使用で、ルーフィングが破れている部分や、木部が湿気で腐食している箇所が確認されました。
② 野地板(下地板)の張り替え
劣化している野地板を新しい構造用合板に交換します。この工程で、屋根の強度をしっかりと確保します。
③ ルーフィング(防水シート)の施工
屋根の防水層となる改質アスファルトルーフィングを丁寧に施工していきます。ルーフィングは屋根の命とも言える重要な部分で、
これをきちんと施工することにより、雨漏りを防ぎ、屋根の寿命が大きく延びます。
④ たてひら板金の取り付け
ルーフィングの上に、金属屋根材を縦方向に葺いていきます。立ち上がり部分(ハゼ)をしっかりとかみ合わせ、強力な防水構造を実現させます。見た目もすっきりとした美しい直線が特徴です。この工程では、板金職人の技術が光ります。ミリ単位の精度で板を加工・固定していくことで、強度・防水性・美観をすべて両立させます。
⑤ 棟・ケラバ・雨仕舞いの施工
屋根の端や棟部分は、特に雨水や風の影響を受けやすい箇所です。そのため、専用の板金部材を用いてしっかりと雨仕舞いを行い、
風の吹き込みや雨の侵入を防ぎます。
⑥最終チェック、清掃
施工後は屋根全体を点検し、ビスの緩みや仕上げの隙間がないかを確認します。周囲の清掃も丁寧に行い、完工です。
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【 施工後の変化 】
完成後の屋根は、モダンでスタイリッシュな外観に生まれ変わりました。外壁も一緒に塗り替え工事をしたので、外壁とのバランスも素晴らしく、まるで新築のような仕上がりです。屋根の重さも約1/10になり、建物への負担が大きく減しました。
【 たてひら板金のメリット 】
- 軽量で耐震性アップ
- つなぎ目が少ない構造で、雨漏りに強い
- ガルバリウム鋼板はサビに強く、高耐久
- デザイン性が高く、どの住宅にもマッチ
- メンテナンス回数を減らし、ライフサイクルコストの低減
【 屋根を軽く、強く、美しく 】
瓦屋根からたてひら板金への葺き替えは、「軽量化」・「防水性」・「美観性」を同時に実現できる、非常に価値の高いリフォームです。屋根の重さに不安がある方、雨漏りでお困りの方、そして「家を長く守りたい」とお考えの方には、最適な選択になると思います。
SIK真匠いろどり工房では、しっかりと現地調査をし、お客様のお家に合った最適なプランをご提案しております。
経験豊富な職人が、細部まで丁寧に仕上げることをお約束します。
SIK真匠いろどり工房は、お客様の大切な住まいを守るパートナーです。
屋根葺き替え工事、屋根塗装工事、外壁塗装工事をお考えの方は、お電話、ホームページ、ラインにてお問い合わせください。